生ごみのたい肥化(宮津方式)

 各家庭からは毎日大量の生ごみが発生し、宮津市(人口;20,000 人弱)ではその処理に年間1人当たり5,600円強の費用がかかっています。生ごみには栄養がいっぱい詰まっていて燃やすのは非常にもったいないことから、ゼオライトを使った生ごみの発酵処理法(宮津方式)開発しました。

 反転可能な木箱(下図のちびぞう、たいぞう君)に予め腐葉土を入れ、その中に生ごみを混ぜ込みます。そしてゼオライト粉を5%ほどふりかけ、箱にシーツなどの布をかけて翌日まで放置します。翌日になったらシーツを取り、箱の中をショベル、あるいは撹拌機を回してよく撹拌します。そして箱の上蓋を閉めて半回転させ、それまで下にあった底蓋を開け、箱内をまたよく撹拌します。こうすると生ごみの混じった土は万遍無く撹拌され、水分が均質化されます。そこへ新たな生ごみを混ぜ込み、ゼオライト粉を5%ほどふりかけたら、またシーツをかけて翌日まで放置します。こうした作業を毎日繰り返すと、生ごみは夏・冬に関係なく60℃前後の熱を発しながら発酵分解します。1週間か10日ほどしたら箱の中の土をふるいにかけます。ふるい上は箱の中に戻し、ふるい下は別の木箱か発泡スチロールの箱に入れ、蓋をして1か月ほど二次養生して発酵肥料にします。シーツを掛けるのは防虫のためですが、冬は保温、夏は保湿に効果的です。

 

生ごみ    たいぞう君

            生ごみ               ちびぞう               たいぞう君

 生ごみ発酵肥料は鶏糞並みの肥効を有し、ビタミン・ミネラル豊富な野菜を無農薬で育てることができます。また、色鮮やかな花を育てることができます。

                  堆肥

                            発酵肥料

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